対処法【警告画面】トロイの木馬ウイルスに感染 05050500955

Microsoftセキュリティサポート詐欺-警告画面Windowsウイルス感染

  

050-5050-0955・05050500955への連絡はしないようにしてください!
インターネット閲覧中に突然、パソコンに警告音、警告画面が出て「トロイの木馬に感染しました」を表示させ、偽のMicrosoftセキュリティサポートに電話をさせる詐欺です。画面操作ができない場合など対処法を紹介しています。

セキュリティサポート詐欺とは


セキュリティサポート詐欺とは、スケアウェア(Scareware)詐欺の一種で、パソコンやタブレット端末でインターネットを閲覧中に突然、「ウイルスに感染しました」などの警告アラーム音と同時にパソコン画面に「トロイの木馬ウイルスに感染」や「個人情報が危険にさらされています」などのマイクロソフトのサポートを装った偽の警告メッセージを表示させます。この警告表示はあたかも利用中のパソコンやタブレットに問題が発生したかのように思わせて、利用者を騙そうとする手口です。
この警告表示と警告音を鳴らすことで不安を煽り、さらにパソコンのカーソルが勝手に動き出して画面の操作自体ができなるので、そうした状況で冷静でいられるのは容易ではありません。
そうしてパニックに陥ったターゲットにすぐに対処が必要などと画面に表示して、急いで電話やメール、チャットの対応するように求めます
画面に表示されている電話番号に連絡したり、チャットに応答した場合、偽りのサポートプラン代金の支払い要求や、重要な問題を取り除くためなどと偽り、パソコンの遠隔操作を要求されます。
もし遠隔操作を許可した場合、ウイルスなどの悪意のあるソフトウェアがインストールされて情報が盗まれる可能性があります。

画面操作ができない場合

画面操作できない場合の対処手順
1.キーボードの[Del]+[Alt]+[Ctrl]3つのキーを同時に押す
2.出てきた画面の[タスクマネージャー]を押す
3.ブラウザを選択し[タスクの終了]を押す

遠隔操作を許した場合

実際にサポート詐欺の遠隔操作でパソコンを乗っ取られた女子大学生が室内を撮影されるなどして怖くなり金銭を支払ってしまった事件があります。
これは条件が揃わないとできませんが、まず遠隔操作をされた際に不正なプログラムをパソコンにインストールされていることが考えられます。
一覧をインストール日順に並び替えて、不正なプログラムがないかを確認してアンインストールしましょう。覚えの無いものや怪しいものはプログラム名を調べてみるをいいでしょう。

プログラムのアンインストール方法

アプリ-プログラムのアンインストール方法の説明画像
1.画面左下[スタート]を押し、設定(歯車マーク)を押す
2.設定画面から[アプリ]を押す
3.[並び替え]を押し[インストール日付]を選択
4.対象のアプリを選択し[アンインストール]を押す
(コントロールパネルからも行えます)

「システムの復元」の方法

システムの復元とは簡単に説明すると、「コンピュータを過去の状態に戻す」です。
コンピュータには重要ファイルをあらかじめ作成した復元ポイント(コンピュータの動作に問題が発生したときにシステムを復元するためのバックアップ)があり、システムの復元を行うことでコンピュータの状態を任意の復元ポイントまで戻すことができます。
したがって、もしも悪意のあるプログラムがインストールされた可能性があるのであれば、インストールされる前に戻すという方法もあります。

注意点
・復元ポイントが作成されていない場合は、システムの復元を行えません。
・システムの復元は、トラブルの解決を保障するものではありません。
・大事なデーターはバックアップを行ってからリカバリーすることをお勧めします。
リカバリー方法はご自身の利用しているメーカーのサイトで確認するかサポート窓口にお問い合わせください。
「システムの復元」方法の解説
「システムの復元」方法の画像解説1.画面左下[スタート]を押し、設定(歯車マーク)を押す
2.設定画面から[システム]を押す
3.設定内のシステム一覧から[詳細情報]を選択
4.詳細情報の下の方[システム保護]を押す
5.システムプロパティ内にある[システムの復元]を押す
6.復元ポイントを選択し[次へ]を押す
7.[完了を押す]

現在、Microsoftへの直接電話やチャットでの問い合わせがないようなので、こちらで探した限りのMicrosoftサポートサイトを参考までにリンクで貼っておきます(2021年9月現在)
Microsoftサポートサイト一覧
Microsoftサポート
Microsoftサポートへのお問い合わせ
Windowsの回復オプション
テクニカルサポート詐欺から身を守る
参考サイト
安心相談窓口だより(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)

金銭被害に遭った場合

支払方法は主にGoogleplayなどのギフトカードをコンビニエンスストアで購入してくるように指示され、そのギフトコードを電話で伝えるか、クレジットカード決済を勧められクレジットカード情報を送信させられます。
この支払方法はどちらも詐欺の手口で、ギフトカードの場合は匿名性が高いサービスのため足が付きにくく、支払ってしまった場合は取り戻せる可能性は極めて低いといえます。また、クレジットカードでの支払いをした場合はクレジットカード情報が盗まれ、第三者による不正利用がされる可能性が高いといえるでしょう。もしも怪しいサイトにクレジットカード情報を送信した場合はすぐにカード会社へ連絡し停止の手続きをするようにしましょう。

虫眼鏡と検索サイト

クレジットカード会社「電話番号一覧」

緊急で連絡先がわからない方は電話番号一覧からお探しください。
各クレジットカード会社「紛失・盗難」Webサイトを記載しております。
カード発行元・曜日・時間帯を確認の上でお問い合わせ下さい。

» 電話番号一覧へ

金融機関情報を伝えてしまった場合

該当の金融機関を確認して連絡しましょう。
問い合わせがわからない方は下記リンクより検索して連絡しましょう。
一般社団法人 全国銀行協会

届出と通報・相談

金銭的なトラブルや被害がある場合
消費者ホットライン(独立行政法人国民生活センター)

お住いの都道府県を確認して連絡しましょう。

警視庁サイバー犯罪対策プロジェクト「フィッシング110」

偽システム警告の見分け方

このようなScareware詐欺ではユーザーを信じ込ませるために、実在するよく知られている企業の名前や商品名(ネット広告)を装う場合が多く、その点では「フィッシング詐欺」と似ているが、コンピュータウイルス(トロイの木馬など)でユーザーのコンピュータに侵入する点はまた違う意味で気持ちが悪いです。
サポート詐欺の警告画面にも「Microsoft」や「Windows」などの名前やロゴが多く表示されているのもそのためです。
Microsoftサポートサイトからサポート詐欺についての注意書きを抜粋してみました。(翻訳ツールを使用した為、文法がおかしいのでわかりやすくまとめました)

・Microsoftのエラーメッセージと警告メッセージに電話番号が記載されていることはありません。
・Microsoft テクニカルサポートでは、Pay for support for support in the form of the分取り扱い (例:Bitbity、ギフトカード)の支払いを求める質問は一度も行いません。
・マイクロソフトのサポートは、ビットコインやギフト カードの形式でサポート料金を請求することはありません。
・マイクロソフトは個人情報や財務情報をお尋ねする、またはコンピューターを修理するためのテクニカルサポートを提供するという名目で、メールメッセージを一方的に送信、またはお電話をすることはありません。マイクロソフトとのすべての通信はユーザーから発信される必要があります。
Microsoftサポート引用

・Microsoftはエラーメッセージや警告メッセージには電話番号を記載しません。
・Microsoftはビットコインやギフトカードの形式でサポート料金を請求することはありません。
・Microsoftは個人情報やクレジットカード情報をこちらからメールや電話で聞くことはありません。
・Microsoftはサポートを提供するという名目で、こちらから一方的に電話やメールで連絡をすることはありません。
伝えたいことはおそらくこんな感じかと思います…この4点を頭に入れておけば、詐欺だとすぐにわかりますね。

フィッシング詐欺にも共通しますが、“緊急性”が高い内容は詐欺の可能性が高いと思ってください。
警告画面にも「今すぐに対処が必要」「今すぐに連絡してください」などと表示されていますが、この種の詐欺の特徴です。
遠隔操作にてサポートを行う全てが詐欺というわけではないので、しっかり見分けられるようにしておきましょう。

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