詐欺NEWS

「d払い」を悪用、詐欺容疑で首謀者ら逮捕 巧妙な手口とは

(引用元:毎日新聞)

1/23(日) 12:52

NTTドコモのスマートフォン決済「d払い」が悪用され、クレジットカード情報で高額な家電品が繰り返しだまし取られた事件で、愛知、徳島両県警の合同捜査本部は首謀した男らの逮捕にこぎ着けた。公共事業者を装うなどして言葉巧みに個人情報を聞き出していたほか、フィッシングメールなどで個人情報を抜き取っていた可能性がある。その具体的な手口とは――。【森田采花】

事件に関与したとして詐欺容疑などで検挙されたのは、首謀者とみられる名古屋市天白区笹原町、古物商、梅本直弥容疑者(34)ら計13人にのぼり、計約4200万円の被害が確認されている。

梅本容疑者らは、不正に入手した他人のクレジットカード情報を入力したd払い決済アプリを使い、家電量販店などで高額な家電品を繰り返し購入。これらの商品を転売して利益を得ていたとみられる。購入は、アプリが入ったスマートフォンを渡された「買い子」役が実行していた。

合同捜査本部などによると、梅本容疑者らは、不正にクレジットカード番号を入手したカードの契約者に、水道局などを装って電話をかけ、「水道料金に関する問い合わせですが、どちらの銀行口座をお使いですか」などと尋ね、個人情報を聞き出していた。この個人情報をカード会社に伝え、利用上限額を上げて次々に高額商品を購入していたという。

そもそも、クレジットカード番号はどのように抜き取られたのだろうか。捜査関係者によると、フィッシングメールで被害に遭った可能性が高いという。被害者の元にはフィッシングメールとみられるメールが届いており、被害者らはクレジットカード番号や氏名、生年月日などを入力していたという。

フィッシングメールは大手通販会社や保険会社、通信事業者などを装う場合が多く、メールに記載されたURLから個人情報を入力する画面へと誘導される。セキュリティー強化や緊急の連絡などと入力を急(せ)かす文面が多い。民間団体「フィッシング対策協議会」(東京)に報告があった2021年のフィッシングメールは52万6504件で、前年比30万1828件増と急増している。

◇セキュリティー機能の活用推奨

協議会事務局の吉岡道明さんは「新型コロナの影響でネットショッピングを利用する人が急増したため、通販会社をかたるフィッシングメールが増えてきている」と指摘。迷惑メールフィルターの強化などセキュリティー機能の活用を推奨する。その上で「まずは不審なメールのURLはクリックしないこと。個人情報を入力する画面になったら一度立ち止まり、事業者に確認するなどしてほしい」と呼びかけている。

「サポート詐欺」でフィリピン人ら3人逮捕 警視庁が全国初立件

(引用元:産経ニュース)

2022/1/18 11:35

広告機能を悪用しウイルス感染の偽警告をパソコンに表示し、サポート費用名目で金銭をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課などは詐欺の疑いで、フィリピン国籍の住居不詳、アライ・イメルダ・ナガ容疑者(52)ら男女3人を逮捕した。3人は容疑を否認している。「サポート詐欺」は全国で被害が拡大しているが、立件は全国で初めてという。

サイバー犯罪対策課によると、3人は広告機能を悪用し「コンピューターへのアクセスが無効になります」「5分以内にご連絡ください」などの偽警告を表示。「サポートエンジニアがお電話で削除方法を教えます」として、フィリピンにあるコールセンターに誘導し、遠隔操作で警告を解除してサポート契約名目で約3万~4万円を料金を請求していた。平成30年10月から令和元年7月までに全国400人以上から2千万円以上を詐取していたとみられるという。

逮捕容疑は元年5月16日、50代の女性が使用するパソコン画面上に偽のウイルス感染警告画面を表示させることでウイルス感染したように装うなどしてサポート契約を結ばせ、約3万円を詐取したとしている。

「あなたが容疑者」1億3800万円だまし取られる 広島の医師

(引用元:朝日新聞デジタル)

2022年1月18日 18:45

 広島県警は18日、同県福山市の50代の男性医師が、約1億3800万円の特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。手口は「NTTファイナンス」をかたる架空請求詐欺で、広島県内の特殊詐欺被害では過去最高額となった。

 県警生活安全総務課によると、昨年10月12日、男性の携帯電話に「未納料金がある」という内容のショートメールが届いた。男性が表示された連絡先に電話をすると、「未納料金について情報管理関連の協会に調査させる」と言われた。

 その後、情報管理関連の協会の職員を名乗る男から「あなたの携帯がランサムウェア(身代金ウイルス)の発信源になっている」「被害者が訴訟を準備しており、示談金が要る」などと要求が続いた。

 さらに、警察官や協会職員の上司を名乗る男から「あなたが容疑者として浮上した。犯罪収益になるかもしれない」などと電話があったため、男性は未納料金やトラブル解決金の名目で、1月7日まで百数十回にわたり、計約1億3800万円を指定された口座に振り込んだという。

 犯人側と連絡がとれなくなったため、男性が不審に思い、1月17日に福山東署に相談した。県警は「今回のようなショートメールは誰にでも届く。電話をせずに、まずは周囲に相談してほしい」と呼びかけている。


 

ネット広告 月1000万~2000万円

(引用元:讀賣新聞オンライン)

2021/12/08 05:00

詐欺グループ 検索上位、サイトへ誘導
 水回り修理の高額請求事件で、詐欺罪に問われた水道工事会社「町の水道屋受付センター」社長、和田 怜さとし 被告(29)(神戸市中央区)が、客を勧誘するためのインターネット広告費に月約1000万~2000万円を充てていたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は、和田被告を中心とする詐欺グループが、ネット検索で自社サイトを上位に表示させる「リスティング広告」の仕組みを悪用し、水回りのトラブルを早く解決したい依頼者の心理につけ込んで不当請求を重ねていたとみている。(伊藤孝則)

和田被告らが客を勧誘するために使っていたマグネット広告

 県警によると、和田被告は自身で工事に出向いたり、下請け業者十数人に作業をさせたりして、グループで昨年1年間に約7900件の契約を結び、6億円以上を売り上げていたとされる。

 被害者の大半は、ネットで修理業者を検索し、和田被告の会社に依頼していた。悪用されたネット広告は、入力された検索キーワードをAI(人工知能)が分析し、検索結果を表示。多額の広告費用をかけるほど、同種の他の広告よりも上位に自社広告を掲載できる仕組みだったという。

 県警が和田被告の銀行口座などを調べたところ、ネット広告費に月約1000万~2000万円を支出していた。依頼を受ける電話番号を載せたマグネット広告も県内の広範囲に配布していた。

 グループの中心は和田被告と森上義記容疑者(30)(同市兵庫区、逮捕)で、依頼があると、森上容疑者が無料通信アプリ「LINE(ライン)」で下請けに振り分けていた。月1000万円以上を売り上げる下請けもおり、和田被告らは「成績優秀」な業者に優先して仕事をさせていた。

「利用料金の未払いがある」携帯会社からショートメール…20代男性”電子マネー5万円”送信後に被害発覚

(引用元:YAHOO!ニュース)

携帯電話会社を名乗る者からのメールをきっかけに、20代の男性が電子マネー5万円分をだまし取られる詐欺事件がありました。  12月9日、北海道北見市に住む20代男性の携帯電話にショートメールで「利用料金の未払いがある」などと記載されたメッセージが届きました。

これを信じた男性が翌日、メールに添付されたURLにアクセスしたところ「KDDI」と称したウェブサイトが開き、携帯電話の未納料金5万円を電子マネーで支払うよう指示されたということです。

男性はその後、北見市内のコンビニエンスストアで5万円分の電子マネーを購入し、ウェブサイトから番号を送信後にKDDIに電話したところ「詐欺の可能性がある」と説明され、被害が発覚しました。

警察は架空請求詐欺事件として捜査するとともに「電子マネーで利用料金を支払うことはない。多額の電子マネーを購入する人を見かけた際は、声をかけてほしい」と注意を呼び掛けています。

またKDDIグループでも「届いたメールやSMSが高額請求や利用停止、期限が迫っているなど不安をあおるような内容の場合、リンク先URLにはアクセスしないよう注意してほしい」としています。

マイクロソフト装ったサポート詐欺が急増 「あなたのPCは感染している」

(引用元:YAHOO!ニュース)

感染拡大で在宅率が高まる中、パソコンのサポートを装った詐欺が急増している。

サポート詐欺サイトの一例。

「マイクロソフトセキュリティアラーム。あなたのPCは『ダイニーバンクトロイアン』に感染しています。フリーダイヤルで当社に今すぐお電話ください」

電話「お電話ありがとうございます。こちらはPCサポート…。ご用件何でしょうか?」

マイクロソフトを装いサポートするふりをして、お金などをだまし取るサポート詐欺。

今、こうした被害が増えているという。

被害男性(80代)「ワーニングみたいなポップがずっと出てきてしまって、連絡してくださいみたいな表示が出たので、電話してしまった。それが大間違いだった」

80代の男性は自宅で突然、パソコンが動かなくなった不安から、画面に表示された偽のサポートセンターに慌てて電話をした。

するとパソコン画面に現れたのは、マイクロソフトのロゴに「マイク」を名乗る、外国人風の人物。

しかし、この身分証は偽物だった。

片言の日本語をしゃべるマイクと名乗る人物は、修理代金などとして、繰り返し電子マネーを購入するよう指示。

男性がコンビニで購入した電子マネーは、あわせて20万円分にのぼった。

被害男性(80代)「電話して最初、正式な女性の声が出てきて、マイクロソフトだと。マイクロソフトであれば、そういうことをやってくれると思ってしまった」

こうしたサポート詐欺被害は、コロナで在宅率が高まる中で急増しているといい、確認された不正なサイトは、2021年7月から9月の間で1,000万件以上。

2020年の初めごろに比べ、3倍以上となっている。


 

 「アダルトサイトに登録されている」などとスマートフォンで偽のメッセージが送られ、合わせておよそ1000万円がだまし取られる被害が発生しました。

(引用元:テレ朝NEWS)
警察によりますと、9月中旬、千葉市に住む男性のスマートフォンに電話番号とともに「利用料金未納」と書かれたショートメッセージが届きました。

 男性が書かれていた番号に電話したところ、クレジット会社社員を名乗る男から「アダルトサイトに誤って登録されている」「一時的に金を振り込む必要がある」と言われ、男性はATMからおよそ50万円を振り込んだということです。

 その後も警察官をかたる男などから「ランサムウェアの発信源になっている」「訴えられている」などと電話で金を請求されました。

 男性は合わせて13回およそ1000万円をだまし取られ、10月中旬、警察に相談したということです。
 千葉市内では他にも同様の被害が発生していて、警察が注意を呼び掛けています。

不正入手のカード情報で購入 チケット払い戻した疑い2人逮捕 (2021/10/26)

(引用元:NHK NEWS WEB)
不正に入手した他人名義のクレジットカード情報で購入されたイベントのチケットを払い戻して現金を得ていたなどとして、中国籍の2人が警察に逮捕されました。

新型コロナの感染拡大で主催者が払い戻しに応じていたことを悪用したとみられ、警察は組織的な犯罪グループが関わっているとみて調べています。
逮捕されたのはいずれも中国籍で古河市の※チョトク志容疑者(23)と東京・北区の郭五端容疑者(25)です。警察によりますと、チョ容疑者は不正に入手した他人名義のクレジットカード情報で購入されたコンサートチケット5枚をコンビニエンスストアで受け取ったほか、郭容疑者は同じ手口で不正に入手したイベントのチケット16枚をコンビニエンスストアで払い戻し、現金13万円余りを受け取るなどした疑いがもたれています。
調べに対し、チョ容疑者は「全く覚えていない」、郭容疑者は、「頼まれて運転しただけでわからない」などと供述し、いずれも容疑を否認しているということです。
新型コロナの感染拡大で主催者が払い戻しに応じていたことを悪用したとみられ、警察は組織的な犯罪グループが関わり、去年10月から半年間に同じような手口で少なくとも500万円ほどの現金を得ていた疑いがあるとみて詳しく調べています。
※チョは衣へんに「者」。※トクは徳の「心」の上に「一」。

 

「NTTファイナンスサポートセンター」1460万円をだまし取られる詐欺被害 (2021/10/06)

(引用元:ABS秋田放送)
由利本荘市の30代の女性が、スマートフォンに送られてきたメッセージをきっかけに1460万円をだまし取られる詐欺被害に遭っていたことがわかりました。
由利本荘警察署の調べによりますと、今年8月末、由利本荘市に住む30代の女性のスマートフォンに「NTTファイナンスサポートセンター」を名乗る相手から「利用料金の支払い確認が取れていない」と連絡を促すメッセージが届きました。
女性が表示されていた番号に電話したところ男が出て、「未納料金を払え」などとだまされ、女性は指定された口座に現金30万円を振り込みました。
その後も女性は「トラブルの解決金」と称して複数回に渡って支払いを要求され、10月2日までに現金あわせて1460万円をだまし取られました。
県内では今年6月以降、実在する企業、NTTファイナンスの、「サポートセンター」という架空の部署を名乗って金をだまし取る手口の詐欺が相次いで発生していて、警察が注意を呼びかけています。

【お客さまへの注意喚起】「NTTセキュリティ」などを装ったフィッシングSMSや不正なアプリによるドコモオンラインショップでのApp Store & iTunesギフトカード等の不正購入発生について(2021/10/02)

(以下、NTTドコモより引用)
平素はNTTドコモの商品・サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
悪意のある第三者が「ドコモお客様センターです。ご利用料金のお支払い確認が取れておりません。ご確認が必要です」などと記したフィッシングSMSをお客さまへ発信し、SMSに記載されたURLのリンク先から、「NTTセキュリティ」「NTT DOCOMOセキュリティセンター」を装った不正なアプリのインストールおよびネットワーク暗証番号の入力を促すことで、お客さまの意図せぬ決済が発生する事案が確認されました。
本事案では、ドコモオンラインショップにおいてApp Store & iTunesギフトカード等が不正に購入され、身に覚えのない決済による被害が確認されております。

現在、ドコモでは、ドコモオンラインショップでのApp Store & iTunesギフトカードおよび Google Play ギフトコードの販売を一時停止しております。
万が一、不正なアプリをインストールした可能性がある場合は、アプリをアンインストールしていただきますようお願いいたします。
<参考>ドコモにおける取組み

■フィッシング詐欺への対策について
https://www.nttdocomo.co.jp/info/anti-phishing/
なお、被害にあわれたお客さまには、申告内容を確認させていただき、被害金額の全額を補償いたします。
被害状況 (10月1日時点)

被害にあわれたお客さまの人数:約1,200人
被害金額:約1億円

お問い合わせ先
身に覚えのない決済を確認されたお客さまは、以下の電話番号までご連絡ください。
0120-613-360
受付時間:24時間・年中無休
※午後8時~午前9時については、ドコモの回線をお持ちのお客さまの「決済サービスの利用停止」のみの受付となります。
番号をよくお確かめのうえ、おかけください。
ドコモからのお知らせ

「ウイルスに感染した」 電子マネーだまし取られる 福岡県中間市でパソコンのサポート詐欺発生(2021/09/27)

(以下、西日本新聞より引用)
福岡県警折尾署は27日、中間市の男性がパソコンのサポート詐欺に遭い、電子マネーをだまし取られる被害に遭ったとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。署によると、25日午後2時ごろ、男性が自宅でパソコンを操作していたところ画面上に「ウイルスに感染した」などと警告文が表示された。記載された電話番号に連絡したところ、言葉巧みに電子マネーを購入させられ、カード情報を伝えて利用権をだまし取られたという。

ソフトバンクをかたるフィッシング(2021/09/24)
フィッシングメールの「送信元情報」偽装に注意(2021/09/21)

厚生労働省をかたるフィッシング (2021/09/15)

厚生労働省HP
フィッシング対策協議会HP


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